「日本炭窯木酢液協会」木酢液Q&A


このコーナーではモクサク先生がみなさんの素朴な質問から具体的な利用方法までこの場でお答えしていきます。ご質問は、JEWA日本炭窯木酢液協会事務局までご連絡ください。

木酢液とはなんですか?
木酢液は、自然木を炭焼きしたとき、比較的初期に出てくる煙を煙突で冷やして採れる水滴、これを精製したものが木酢液です。血液や海水のように人工では作ることができない樹木の生命力がたっぷりと含まれています。主成分は、酢酸で、ポリフェノール、エステル(酸とアルコールの化合物)など200種類前後の成分を含んでいます。原液では、強い殺菌力を持っていますが、一般的には数百倍から2千倍に薄められ、植物への土壌灌注、葉面散布や、畜産飼料、食品、医薬品などに利用されています。その効果は、主成分と有機化合物の広い領域の多種多様な翩翩自在でとらえどころのない化合物が多数存在することでなりたっています。

この木酢液の有効利用のためには、正しい選び方、使い方を知ることが大切です。


木酢液ってどんな効果があるの?
木酢液は人畜に安全で、生活環境や農・畜・水産業の生産物の収量と品質向上に幅広く応用されています。

生活環境・・・入浴料として肌の調子を整えたり、体を温めたりします。また、脱臭用にトイレ使用後にスプレーをしたり、スキー場の便槽や各種容器などへの投入など幅広く利用されています。
農 業・・・土壌の微・小生物の活性、堆肥の悪臭除去と腐熟促進、葉や根を元気にします。また、にんにくやとうがらし、魚腸などをを漬けた木酢液を希釈して散布すると一層よい効果もあります。(ただし、登録資材)
畜 産・・・飼料に混ぜて与えることで、肉質が良くなり、臭みも減る効果や、卵の味が濃厚になり甘みが増すことも報告されています。また、ふん尿の脱臭としても利用されています。(ただし、登録資材)
水産業・・・餌料に混ぜて与える事で、うなぎ養殖での病気の発生を著しく減少させたり、ブリの養殖では、内臓量が少なく、肉質が良くなった例が報告されています。(ただし、登録資材)
その他・・・木酢液独特の香気、脱臭力は 食品の鮮度保持、品質向上。また、肉、ハム、ソーセージ、ソース、かつお節、干物、くん製品では、酸化防止に役立っています。

詳しい効果や使い方などの実例は「木酢液・炭と有機農業」(創森社 03-5228-2270)が参考になります。


木酢液とはどうやって作られるの?
自然木を炭焼きしたときに出てくる煙を煙突で空冷され採れる水滴。
これを精製したものが木酢液です。日本炭窯木酢液協会では、生産方法から完成品に至るまで品質管理の基準を設けています。

JEWAが提唱する木酢液採取装置

品質規格はこちらへ 認証制度はこちら


良い木酢液の選び方を教えて下さい。
当協会の推奨事業者はこちらです。

少量をガラス容器に移して日を通して見た時に、夾雑物があったり、少しでも濁っていたり、粒子や浮遊物がないもので、黄褐色または、淡赤褐色で透明な物を選びましょう。
一般的な利用にはpHが3前後のものを選びましょう。
においに不快臭がないこと。食酢のような刺激臭の強いものは、氷酢酸などを混入してpHを調整し模造品の可能性があります。
原液ではなく希釈され薄めた木酢液を見かけますが、品質劣化も考えられます。なるべく原液のものを選びましょう。
 ※利用時に、原液から希釈した場合は、その都度使い切ります。
木酢液はゆっくりですが成分が変化しています。保管には、原液のまま日光の当たらない冷暗所に静置しておきましょう。
日本炭窯木酢液協会で認証されたものは、認証シールが貼付されており、品質を保証しています。こちらでご紹介しています。

良い木酢液を選ぶと同時に「正しい使い方」も大切なことです。
また、次の質問にあることを確認するのも重要です。

木酢液には危険物質が含まれるというのは、本当ですか?
木酢液は危険と言われるのは、以下のような条件で木酢液を生産した場合に、危険物質が含まれることがあります。購入時によく確認する必要があります。不明な点は、販売者、製造者にご確認するのもいいですね。

原木の種類よる原因・・・
原料の樹木不明なものは、注意が必要で、クス、アセビ、そのほか人畜に有害、またはおそれのある樹木が存在する。また、近年では、樹木が、世界各地から輸入されていることから安全性のチェックが必要です。

建築廃材を利用した場合・・・
建築廃材を原料とした木酢液では、樹木から採取したものとは、ほど遠く繊維素(リグニンの分解物が主となり、塗料、防虫獣剤、金属などが混じった場合は、人畜および、作物に有害な物質が含まれます。rhの分解物が主となり、塗料、防虫獣剤、金属などが混じった場合は、人畜および、作物に有害な物質が含まれます。

高温度で採取した場合・・・
炭窯内温度が425℃(排煙口で150℃)以上で採取した場合は、発ガン性物質である、「3,4-ベンツピレン」や「1、2、5、6-ジベンズアントラセン」「3-メチルコールアントレン」が検出される可能性があります。

容器、採取装置に非耐酸資材を使用した場合・・・
木酢液に接触する部分に、非耐酸資材を使用すると、鉄その他の含有金属が溶出するおそれがあります。

日本炭窯木酢液協会では、多くの生産者に呼び掛け、安心して利用できる木酢液が流通されるように、会員一同で、規格の普及と品質向上に力を注いでいます。


木酢液の分析をしたいのですが。
木酢液の安全性を証明するのは、やはり、公的分析機関での分析が必要と考えます。その分析内容と分析先をご案内します。

●分析内容
 「酸度」「フェノール」「ホルムアルデヒド」
 「3,4-ベンツピレン」「1、2、5、6-ジベンズアントラセン」
 「3-メチルコランスレン」の6点が一般的です。
 他に必要なものは項目を加えてご依頼ください。
 分析にかかる費用は、およそ、5万〜10万円程度です。
 下記、分析依頼先にお見積もりをご請求ください。

●分析依頼先
財団法人日本食品油脂検査協会
 http://www.syken.or.jp/
・日本食品分析センター
 http://www.jfrl.or.jp/


木酢液に関係する本を知りたいのですが。
木酢液の関連書は意外に多く、当協会の会長の出筆、会員への取材などを受けた書籍がたくさんあります。リンクでご案内します。

●創森社 炭・木酢液・竹酢液の本

●農文教 現代農業別冊木酢・竹酢・もみ酢とことん活用
     ルーラルネット検索: <木酢液>

●炭すみネット 【炭すみネット】 炭の本



 現在、当協会を含めた関係6団体による「木竹酢液認証協議会」(05年2月)が設立され、「木竹酢液認証システム」の普及・運用しております。すべての木竹酢液がこのシステムで認証され「認証シール」をもって実需者に品質の安定した木竹酢液を提供することが目的です。ただいま、当協会の活動を一時休止とし「木竹酢液認証協議会」を中心に活動しております。木酢液についてのお問い合せにつきましては下記までお願いします。


木竹酢液認証協議会